七夕に合わせて去年10月に打ち上げた気象衛星・ひまわり8号の運用が始まった。
上の画像は、カムチャッカ半島の火山の噴煙を捕えたもの、
左側が8号、右側が7号、その差は歴然。
台風、局地的豪雨、火山の噴火、黄砂の飛来など8号は、7号と比べて格段の威力を発揮するものと期待されている。
隣町の清瀬市にひまわり通りと言う名前の道路があり、ひまわり畑と気象衛星ひまわりのデータをスパコンで解析する気象センターがある。
一昨年気象センターを見学した。
200人ぐらいのエンジニアがいて、アジア各国からも研修生が派遣されていた。
おもしろいのは、衛星による観測を補完しているのは、上空の気温、気圧、風力を測定している風船、
毎日、全国16カ所で直径1mぐらいの風船を飛ばしている、風船も機材は、そのまま使い捨て。
つまり、気象観測は、ハイテクの人工衛星とローテクの風船の組み合わせ。この映像は、三菱重工のH2Aロケットで三菱電機のひまわりを打ち上げた時のもの。
国際宇宙ステーションに物資を届けるアメリカのロケットは失敗続き、この間ロシアのロケットが打ち上げ成功、来月には日本の「こうのとり」が宇宙ステーションに向かう。
このところ日本の大型ロケット/H2A、固体ロケット/イプシロンは、伴に連続して打ち上げ成功。ロケットを作っている三菱もIHIも、造船から出発した会社、今回世界遺産に決まった長崎と佐賀の遺産がロケットにつながっている。
日本版GPS「準天頂衛星/みちびき」を3機打ち上げ2018年には、数cm精度の体制が整う、これも世界に先駆けた技術。
みちびきは日本の上空を8の字を描くように地球と一緒に回る静止衛星。
連日の鬱陶しい雨、
なかなか景気も良くならない、
なでしこもアメリカに打ちのめされた、
でも、こうした科学技術が新たなビジネスを生めば、日本はギリシャみたいにはならない。
ひまわり8号は、近隣アジア諸国の気象予報に役立つ。
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世界最高の気象観測体制始動
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