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Channel: 老$の徒然草
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個別的自衛権と集団的自衛権

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ドイツの集団的自衛権

ドイツは、中国文化など無関心、戦前も戦後も、中国をただの市場としてしか見ていない、
しかし、中国は、日本は悪、ドイツは善と思っている。

報道ステーションなども、時々ドイツを引き合いに、〝日本はダメ論〟を展開する、
本当のところは、ドイツだって良いところもあるが、そうでないところもある。

明治憲法は、プロイセンにならったが、現在のドイツは、憲法を何十回と変えている、つまり不都合な部分を変えてきた。
だからドイツの憲法は、不磨の大典といわれる日本国憲法とは、随分、趣が違う。

第一次大戦と第二次大戦の前科二犯 、そのために ドイツは個別的自衛権の単独行使を禁じられている、
つまりドイツに課せられた集団的自衛権はドイツの軍事的暴走に歯止めをかけている。
だから、NATOの一員としての義務を果たさなければならず、
アフガンに行けと言われれば派兵、55人が命を落とした。
日本で55人なら、3回内閣が吹っ飛ぶ、
実際は、最初の死者が出た段階で撤収、後は、金を払ってお茶を濁すことになる。

ドイツの周辺国は民主主義国家、自国を脅かす国はない、
だから冷戦が終わるや徴兵制を廃している。

ユーロ導入後、英仏をよそに経済活動にまい進、今ヨーロッパで一人勝ち状態。
フランスのエマニュエル・トッド、(この人、ユダヤ人?)が書いた「ドイツ帝国が世界を破滅させる」が話題になった。

ドイツは、教科書にも登場するシーメンス事件の当事国、
更に日本に隠れて蒋介石にせっせと武器を売りまくっていた武器商人、
そのDNAが引き継がれているので、既に、米ロに次ぐ世界3位の武器輸出大国に返り咲いている。
ネオナチによる難民受け入れ反対運動で、昔、流行った反ナチソング音譜愛のために叫べがリバイバル、
つまりゲルマン民族優位の民族主義が消えていない。
押し寄せる難民、VWの不正、アディダスの疑惑、
今まで好調だった経済がおかしくなれば極右政党「ドイツのための選択肢」が躍進するかもしれない。

スイスの個別的自衛権

「アルプスの少女ハイジ」の原作はスイスの児童文学だが世界中に大ヒットした日本のテレビアニメ、
今でも登山電車に乗っている日本人女性をがっかりさせないために羊が放牧されている、
実態は、羊を飼っている人はそれだけで自治体からお金をもらっている。

国民全員が避難できる核シェルターを備え、徴兵ではなく皆兵、トンネルや橋梁に爆弾を仕掛けてあり、各家庭には機関銃まである、但し、弾薬は有事にのみ配給される。
永世中立国だから他国が攻めないのではなく、強烈な個別的自衛権で反撃するのでナチスも攻め込まなかった。
かつてのスイスは、ヨーロッパの最貧国、だから傭兵で外貨を稼いだ。
海外派兵はしないが、今でもバチカンのガードマンは、スイスの傭兵。
日本の自衛隊や警察が使っている銃器の一部はスイス製。

現在のスイスは、日本よりはるかに豊かな国、
自国では殆ど使い道のないエレベーターとエスカレーターを作っている世界最大のシンドラー、世界最大級の食品メーカー・ネスレ、ABBというその分野では知らない人は居ない重電メーカー、製薬のノバルティスやロシュ、下着のトリンプ、悪名高い銀行業、高級時計メーカーetc
スイスを支えているのは、観光業ではなく、圧倒的技術力を持つこれらの企業群。
スイスのかなりの部分がドイツ語圏、だからドイツと似ているところも多い。
そして、年がら年中、住民投票をやっているので、駅にも投票箱が置かれている。
最近も難民受け入れ規制を主張した与党が勝利。
スイスは、EUはおろか国連にも入っていない、
だから唯我独尊、我が道を貫ける。

スイス国債の金利は、日本のより低い、
直近の10年もの国債は、何とマイナス金利、それでも安全資産と言われている。

民主主義国家の間では戦争は起きない、
だから、ドイツもスイスも安全保障体制は違っても安心していられる。

日本は、孤立国家?

日本文明 - 2世紀から5世紀において中華文明から派生して成立した文明圏だが、日本一国のみで成立する孤立文明、
西欧文明は最強の文明であり続けることが可能であったとしても、日本は、国力の基盤は着実に縮小すると歴史家のハンチントンは、予測した。
今、日本は、大御所の御託宣通りの道を歩んでいる。
日本は、中国、ロシア、北朝鮮という世界3大へテロ軍事国家 に囲まれている。
韓国は、軍事大国ではないが日本を敵視しているから厄介な話。


聖路加国際病院の名誉院長の日野原重明さんの談話

「中国の脅威」をめぐって「聖書は、殴られても殴り返すな、と教えている。
日本国憲法の精神は、聖書の精神に非常に似ているところがあります」と指摘。
「強力な武器を、より強力な武器でたたこうとすると悪循環になる。
結論が出なくても、話し合いを続けることが必要」と述べ、武力を行使しない「非戦」の立場を貫くべきだとの考えを明らかにした。

殆どの日本人は、クリスチャンでも仏教徒でもない、

出来れば、どこかに引っ越したい。

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