もうじき、西友のエスカレーターを上っていくとそこにドカンと花粉症対策グッズが並ぶ。
それを見ると、冬の寒さは今一時の辛抱、もうじき春だと自分に言い聞かせる。
花粉症は、春の季語になっているらしい。
こんな句がNETにあった。
次の樹へ吹き移りゆく杉花粉
美しき名を病みてをり花粉症
仮の世をくしゃみの真杉花粉
以前、お台場から浅草に行くつもりが間違って東京湾を巡る遊覧船に乗ってしまった。
延々4時間近く、東京湾を舐めるように回る。
同じような景色を見せられてホトホトやんなっちゃった。
今でも覚えていることは、
・東京港に入ってくる貨物で一番多いのが木材。
・台湾の海運会社・エバーグリーンの圧倒的な存在感、
ガントリークレーンが同社の緑色のコンテナを運んでいた。
・シーサイドのゴルフ場が4.5か所あった。
安い輸入木材が入ってきて日本の林業が立ちいかなくなった。
豊富な森林資源があるのに、薪にも出来ない。
昔は花粉症なんてなかったが、大量に植えた杉が原因で、何故か都会の住民に花粉症が蔓延、特に小さな子供は可哀想。
何故か分からないが、農水省の役人や農林水産業者、そして私のようなタバコを吸っていて風邪をひかない人間は、絶対に花粉症を発症しない。
花粉に反応しないのか鈍感なのか?
やっと農水省が杉の密植の愚を認めたものの植えてある杉は、そのまま、
花粉が大量に飛散しない杉の研究をやっているところを見ると未だ杉には未練があるらしい。
スギ花粉症のおかげで製薬会社やマスクを作っているところは、新たな市場を開拓できた。
cf.
マスク 300円x1980万人(花粉症3300万の6割とす)
目薬 750円x1320万人(花粉症の4割とす)
抗アレルギー薬市販 2000円x990万人(マスクの半数)
処方薬 3000円x495万人(市販薬利用の半数)
ーーーーー購入期間2か月
=花粉症対策市場規模約1000億円
日本のマスクと空気清浄機が中国でバカ売れ。
中国の大気汚染も少々の経済の減速ぐらいでは変わらない。
北京のアメリカ大使館が大気汚染のデータを発表した時には内政干渉だといきりたち、
交通整理の警察官に、国の恥をさらすからとマスクの使用を禁止した。
しかし、事態が深刻化、さすがに自国国民の健康障害が気になるのか、
暴動が心配になるのかNET上にリアルタイムに汚染状況を公開している。
しかし、このデータも市民から、〝違うんじゃねーの、赤色警報だろうが〟とクレームがついたりしている。
日本のスギ花粉も中国のPM2.5も発生源を絶たなきゃ直らない。
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もうじき花粉症の季節
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