覆面アーティスト・バンクシーといえば落札直後の絵がシュレッダーでズタズタに、
ところが、この事件で元々1.5億円の絵が倍の3億円になった。
どうもアメリカ人やイギリス人は本当にマスクが嫌いなようだ。
アメリカで14万人近く、イギリスで4.5万人もコロナで死んでいるのに、
トランプの集会などでは、殆どマスクを付けていない。
今、ロンドンの地下鉄でマスク不着用なら罰金刑。
そこでバンクシーが地下鉄車内にマスク着用を促す絵を描き、動画も公開した。
曰く、 「マスクをせよ、さらば与えられん」、
ここまでは良かった。
しかし、何も知らない地下鉄の清掃員がバンクシーの貴重な作品を消してしまった!!
きっとロンドンは電車内のいたずら書きが後を絶たない、
あるいは、
その作品は、ただのいたずら書きにしか見えなかった。
スペイン風邪が蔓延した時に、日本政府は大キャンペーン
“マスクをかけぬ命知らず!”
“恐るべしはやりかぜのバイキン”
が功を奏して日本ではマスクが定着した。
当時のマスクは白ではなく黒。
現在の価格で1個5000円もしたのでみんな手作りマスクを作った。
今も100年前の市販品のマスクが残っている。
一方、欧米は、ついこの間までマスクの効用に懐疑的だった。
スペイン風邪は、今回と違ってアジアで猛威を振るったので日本人は官民挙げてマスクで頑張った。