この頃気になるテレビCMは、メガバンクのサラ金のCM。
今、サラ金と書いたが、週刊誌は別にして、新聞やテレビでは、〝消費者金融〟と言わなければならない。
グレーゾーン金利の撤廃で、洪水のようなサラ金のテレビCMが姿を消した。
そして、サラ金は、韓国などに進出、日系のサラ金が過半のシェアを獲得している。
一方、日本では、メガバンクは、サラ金を子会社化して、またぞろ大々的な宣伝を始めた。
うたい文句は、〝銀行に口座がなくても40分くらいでローンのカード出来ます。
申し込みは、24時間NETで受け付けています。〟
親にも知人にも借金出来ない、サラ金は嫌だし、どうしよう、どうしよう、・・・・
テレビのCMは、そんな人に、精神的な葛藤を和らげ、簡単に貸せますよささやく。
テレビ局も昔のサラ金ではなく、メガバンクの広告だから罪悪感はない。
銀行は、問題のない客にはすぐ貸す、ダメなら子会社のサラ金会社に回すのだろう。
銀行も儲けなければならない、今まではサラ金会社に融資していた。
今は、それを直接やっている。
昔の大銀行は、中小企業は勿論個人に金を貸すなんてことはやっていたなかった。
もっぱらホールセールと言って大企業に低利で融資していた。
ホールセールの対極がリテール、メガバンクが庶民相手にリテールのリテール、サラ金を始めた、儲かるからだ。
銀行もテレビ局も、サラ金を利用する人々の何倍もの収入がある。
サラ金を利用する人の金が、銀行とテレビ局に移転する。
そして、その差はますます拡大する。
別に銀行やテレビ局は違法なことをやっているわけではない。
テレビも新聞も、こういう変化を伝えない、タブーなのだ。
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この頃気になるテレビCM
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