まちづくり協議会がスタートした。
まちづくり協議会は、自治会を中心に、地域で活動している種々の団体に小中学校なども加えた包括的かつ横断的組織、市内を10くらいの行政区に分けて、この組織を作ろうとしている。
おそらく、今、全国的に展開されているのではないか。
ここまでは行政主導できたが、問題はこの先。
来月は、シンポジュームや見学会がある。
行政の意向は、地域で出来ることはその地域でやって欲しいということ。
その背景にあるものは、◆税収は減る一方、福祉・医療の支出は増大する、所謂ワニの口問題。
◆国も地方も人口、税収、医療・福祉についての様々な数字を持っている、
そこから予見されるものが、深刻な未来なのだろう。
(元総務相・増田寛也が中央公論に「地方の壊死」を書いたが、深読みすれば
「地方の壊死」ではなく「日本国の壊死」)
◆自治会加入者の減少(近くに出来た高層マンションは、市がデベロッパーに命じて
近隣自治会への加入を半ば義務付けた)
◆巨大大地震が起きれば、行政の対応には、3日ではなく5日要することが分かってき
た。
アメリカは、日本と比較すると予算はシビアだ。
民主党が医療・福祉予算を増やそうとすれば、小さな政府を標榜する共和党が反対する。
国の債務の上限が決められているから、新規に法律を通さなければ、政府機関が閉鎖に追い込まれて国立公園などはクローズ、職員へのサラリーも窮する事態になる。
それに引き替え、日本は、民主党でも自民党でも簡単に借金でやりくりする。
今日、来年度予算、参院もあっという間に通っちゃった。
借金の額がここまで積み上がっても、オリンピックまではこの路線で行くだろう、しかしその後は、・・・・・
最近は経常収支の赤字が拡大、これは想定外だったが改善の見込みがないという。
経済のことはよく分からないが、国の財政は抜き差しならないところに近づいている。


ワニの調教師は、かまないように訓練していたのに、その日のワニは機嫌が悪かったらしい。
冗談はさておき、歳入と歳出のワニの口、開いた口がふさがらない。



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