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Channel: 老$の徒然草
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国際バラとガーデニングショー その①

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首都圏の花の二大祭典は、東京ドームのランと西武ドームのバラ。
毎年5月には、所沢西武球場で『国際バラとガーデニングショー』が開催される。

今年のショーのテーマは、南仏プロヴァンス。
バラと言えばイギリスだが、バラの歴史の中でエポックを画したのはフランス。
右の写真のような大輪の四季咲きのバラは、フランスで作出され、それ以後のバラをモダンローズと呼ぶ、その最初のバラが、ラ・フランセ。
園芸店で売っているデイビットオースチンのイングリッシュローズはつい最近のもの、この辺ぐらいまでは私でも知っている。
問題は、バラ栽培の実技、施肥、消毒、剪定など小うるさいことが一杯、更にそのバラにいろんな系統があって、花の種類はごまん(漢字で書くと巨万らしい)とあるからやんなっちゃう。
その点女性は、根気がある。
以前、新宿御苑のバラ園で、女性がバラをパチリ、名前を書いたプレートをパチリ、更にそのプレートの詳細をノートに書き写す、これだけで半日仕事、男じゃ出来ない。

『南仏プロヴァンスの12か月』は、イギリスから同地に移住したピーター・メイルが書いたエッセイ。
世界的なベストセラーになったので、この本を読んだ多くの人が南仏を訪れた。
オリーヴが繁り、ラヴェンダーが薫る豊かな自然と多彩な料理に個性的な人々。
バラのことが書いてあったか思い出せないが、全てがゆったり、ゆっくりの世界。
刺激の多い都会は時間が早く過ぎてしまうけど、田舎はその時間が遅いから得した気になる、そんな内容だった。

観賞用のバラは、イギリス、フランス、ドイツが本場、一方バラの精油などを取るためのバラはブルガリアとルーマニア、両国にはバラ園もあるが広大なバラの畑がある。

『The Rose』は、誰もが一度は耳にしている名曲。
笛(パンパイプ/パンフルート/サンポーニア)を吹くのはルーマニアのゲオルゲ・ザンフィル、もう一つの曲は、『孤独な羊飼い』、こちらも妙なる笛の調べ。
パンパイプは、東欧のルーマニアの羊飼いたちが民族音楽を演奏していた古楽器。

 

南仏プロヴァンスの12か月 (河出文庫)/河出書房新社


ルーマニアのパンパイプ/ライス・レコード


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