中国の車両メーカー・中国北車集団と中国南車集団が合併、マンガみたいな話だが新会社の名前は中国中車。
その門出を祝う大型受注がロシアからもたらされた。
世界の企業ランキング・ベスト30の中に中国企業は、銀行や石油会社など7つか8つ入っている、
日本からランクインしたのはトヨタだけ。
中国は、造船業が世界一、そして世界一企業は、白物家電のハイアール、何とかいうガントリークレーンメーカー、パソコンのレノボ、そしてデカさでは断トツの中国中車、日本の車両メーカーの10倍。
新幹線の基本技術はもう50年も前のもの、中国は日本の技術を盗んだと言っても時間が経てば関係ない。
中国の高速鉄道は、西へ西へ延伸、いずれヨーロッパに届く、
この延伸路線もロシアのケースも無競争、
中国中車は、安定的な仕事がある。
アメリカとブラジルで高速鉄道の計画がある、
フランスを排除して日本か中国かとなれば、価格、工期では中国にはかなわない、
アメリカもブラジルもアジアの国と違ってドライ、中国の列車事故も、埋めたことがまずかったぐらいにしか考えていない。日本的な発想ならビッグスリーと契約すると思いきや、
ニューヨークのタクシーに日産が採用された。
アメリカは、航空機と自動車の国、斜陽の鉄道事業には、一般国民も関心が薄い。
アメリカ政府が買うわけではないから、安い方がいいとなってしまうかもしれない。
イギリスは、鉄道発祥の国なのに今や鉄路をになうのは、日本の日立。
これから人口が減っていく日本、
Jクォルテイーの新幹線網を維持しながら海外事業である程度の受注を確保する、
単純に量を追うだけでなく継続的な技術開発に努めなければならない。
JR各社がばらばらに車両開発をするのでなく、5年とか10年同じ規格の車両を製造するなどでコストを下げることも必要。
特に、新幹線の輸出では、初めのうちは上下一体の取り組み、
しかし、上下分離方式が進めば、請け負う業務も変わってくる、
◆ドクターイエロー(黄色の新幹線/新幹線のお医者さん)と車両だけ買ってもらう
◆中国も含めて高速鉄道会社にキーコンポーネントだけを販売する
◆インターナショナルの鉄道学校を作って鉄道建設の支援とコンサル業だけ
このためには、車両から信号機器を含めた業界全体の再編が絶対必要。一般国民は、国内の新幹線が安全、快適であればいい。
新幹線の運転技術は、簡単に伝授できない、
そんなに正確に運行しなくてもいいと言われれば引き下がるしかない。
運転技術の究極は、運転手が景色を見ながら秒単位で速度制御する、
職人芸だからなかなかよその国には伝授できない。
「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」という言葉がはやった。
リニア新幹線が開通すれば、ますます拍車がかかる。
ドイツがリニアから撤退したのでリニアは日本だけ。
アメリカでも計画があるそうだが、実現しないと思う。
PFI(投資金を運賃収入で回収)のような手法を使えば、・・・
それも、まずは、日本で営業運転が始まってからのことだろう。


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