もしもトヨタだったら
もし、トヨタが今回のフォルクスワーゲンのようなことをしでかしたら、
トヨタのトップに詐欺罪で捜査が入り、
見逃していた国土交通省は、てんやわんや、
マーケットは、下げ基調の大混乱、
既に息切れ気味のアベノミクスは、完全に頓挫、
一人当たりの県民所得が全国一の愛知県民は元気をなくし、
名古屋の河村市長は、〝どえらーことになってしもうたが、兎に角、みなさん元気出して、・・・
今夜あたりは、「栄」に繰り出してちょうよ〟
テレビは、連日この話題一色、
だから車に全く関係ない一般国民も、落胆失望、天を仰ぐ。
トヨタにソフトウエアを作って供給していた世界最大の自動車部品メーカーのボッシュが、2007年に当該ソフトを市販車に搭載しないように警告していたことが明らかになった。
となれば、課せられる制裁金はおろか、一般ユーザーや中古車ディーラーから起こされる集団訴訟は、トヨタンにとっては決定的に不利、賠償費用も致命的な額に達するかもしれない、
最悪、政府の救済とかホンダや日産との合併もささやかれるだろう。
こうした雪崩現象は、ドイツと同じように、日本の自動車産業が、基幹産業になっているための必然。
ドイツは、働いている人の7人に一人、日本は9人に一人が自動車産業で働いている。
韓国現代自動車の蹉跌

日本ではヨン様ブームに乗って、パチンコの冬のソナタが、空前の大ヒット、
その勢いのまま、『ソナタ』を販売、TVCMにヨン様を起用したが全く売れずにあえなく日本市場から撤退した。
一言で言えば、デザインは良いが性能はパッとしない車だった。
しかし、海外では日本車キラーとして販売を拡大、日産、ホンダを上回る世界第5位のメーカーにのし上がった。
トヨタを抜いて世界一になるのに合わせて100階建ての本社屋建設のためにソウルの一等地を1兆円で購入した。
ところが、円安ウォン高で利益は減少、頼みの中国市場でも苦戦、
そして、労働貴族と言われる社員の給与は、何とトヨタより百万円も多い。
そんなこんなで、今話題になっているのがもうじき出てくるヒュンダイのハイブリット車、
業界では、外観がプリウスそっくりなのでプリウスハンターと呼ばれて注目のまと、
ところがトヨタはプリウスの新型を出す、燃費がリッター40㎞というバイク並みの化け物。
「
韓国の大学教授から、〝韓国企業は、日本の物まねはうまい、しかし、今でも最初の設計図を描くスキルがない。〟
と指摘される始末。
アメリカから与えられたチャンス
日本の自動車産業は、アメリカの厳しい環境規制によってチャンスをつかんだ。
ビッグスリーがこぞって大大反対したマスキー法を最初にクリアしたのは、
ホンダのCVCC(複合渦流調整燃焼)方式の低公害エンジン搭載車だけ、
転勤で仙台に居た私も、発売間もないアコードを買った、
しかし、すぐにCVCCのコネクターを外して乗り回していた。
今回のフォルクスワーゲンの不正発覚前に現代自動車が燃費をごまかしていたことがバレてEPAから120億円の制裁をくらい、一部車種で雨漏りトラブルも起こした。
その影響でアメリカでも販売が失速、そのへこんだ分を日系メーカーが埋めた。
日本では、ディーゼルは、人気がない、
それでも、マツダがおそるおそるクリーンディーゼル車を出した、
これが、凄い性能らしい。
日本の自動車メーカーは、アメリカの正義の裁きに感謝しなければならない。
<新型プリウス>



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