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Channel: 老$の徒然草
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所沢の箱根

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西武遊園地に隣接して中国割烹旅館・掬水亭がある。
利用する電車は、車輪がタイヤ、コンクリートの軌道内を走るレオライナー。
空気圧タイヤなので電車特有の騒音がない。
案内軌条式鉄道は、全国でも、所沢とスマートシティーで有名な千葉のユーカリが丘にしかないらしい。

元の掬水亭は、平屋建ての割烹料理屋、
西武の創業者・堤康次郎(衆議院議長)がお妾さんに経営をまかせていた。
25年前にホテルに建て替え、その最上階に中華レストランを作った。

かつて、箱根の開発を巡って西武と東急が激突、
ピストル堤(堤康次郎)vs 強盗慶太(五島慶太)の箱根戦争があった。

2代目の
堤清二(西武デパート、西友などの流通グループの総帥にして詩人、小説家、母親は有名な歌人、本妻と同じ敷地に住んでいた。)

堤義明(鉄道/バス、プリンスホテル、ゴルフ/スキー場の経営)
二人は、異母兄弟、お互い口もきかないほどの不仲、
苗場のスキー場と軽井沢のゴルフ場にわんさと人が押し寄せた時期が西武の絶頂期、
秩父から西武線が軽井沢まで延伸、
所沢から直行できるなんて話も現実感があった。
しかし、そろいもそろって放漫経営、よく言えば積極経営があだ、
両グループともども左前になって所沢の発展も頓挫した。

福島原発の場所は、元は西武グループ・国土計画の所有地、
東電に売却せずにゴルフ場でも作っていたら歴史は違った。

掬水亭の眼下に東京都民の水がめ多摩湖と西武ドーム球場が遠望出来、
冬になれば富士山もよく見える、
多摩湖を箱根の芦ノ湖と思い、
大浴場から湖が見えるので箱根に行った気分になれる。




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