みんな夏用のメッシュの帽子をかぶり、専用のベストで身を固めている。
パトロールした駅周辺は、明るいから懐中電灯も要らない。
それでも、参加者は、100人ぐらい、市の町づくりセンターの職員の人も3人も駆け付けた。
渋谷のセンター街や新宿の歌舞伎町のようなところではないので、パトロールと言っても気合が入らない。
一寸間の抜けたイベントだが、今、この記事を書いていて気が付いた。
昔昔のオリンピック、そう、参加することに意義があると言われた時代のオリンピックを思い出した。
防犯パトロールは、オリンピックである。
アメリカで、不審者と見られた黒人少年、いや青年かな、その彼が町の自警団のリーダー格の男に射殺された。
しかし、裁判では無罪、このことで人種差別ではないかと全米で大騒ぎになっている。
原発の安全、安心は疑わしいが、日本全国おしなべて治安はいい。
それでも、今夜のような緊張感のないパトロールをやる、アメリカ人が見たら不思議な光景だろう。