もう半年が過ぎた。
しかし、これは1月1日を起算日すればの話で、
新年度は第一四半期を終えたところ。
後期高齢者は残された時間を考えがち、でもそんな風に考えてもしょうがない。
ただ年々時の経つのが早いような気がするが。
毎日が充実していれば時間はあっという間に過ぎていく、
その反対にやることがなくて退屈なら時間の流れは遅く感じる。
留置場や刑務所に収監されても同じかもしれない。
タイトルに魅せられて手にしたプルーストの「失われた時を求めて」、
何ページも読まないままに放り投げた。
外部の騒音を遮るため、コルク張りにした部屋に閉じこもって書き続けたという。
全10巻の超長編で13284円、
寝たきりにでもなったら読んでみたい。
試したことないが鉢植えの朝顔を買ってきて夜じっとにらめっこ、
ある時ツルがくるっと一回転するんだとか、
でも、じりじりして時間をもてあましそう。

「時の過行くままに」は沢田研二、
「時の流れに身をまかせて」はテレサテン、
どっちも切ない恋の歌。
ロック界の哲学者・ピンクフロイドの「TIME」のイントロは部屋中の時計が一斉に鳴りだす、
このアルバム・狂気は全世界で5千万枚売れた。
毎年毎年、一年が短くなる
契機など一向に見つかりそうにない
人生の計画はすべて失敗に終わり
予定表はページ半分になぐり書き
静かな絶望に身を任せるしかない
こうして時間は過ぎてこの曲も終わりを迎える
もっと言いたい事があったはずなのに・・・