京都大学の望月教授が数学界の難問・ABC予想を解き明かして発表。
しかし、この論文が認められるまで7年もかかった。
あまりにも難しすぎて同僚の数学者も600頁に及ぶ大著を理解できなかったらしい。
望月教授は、飛び級でプリンストン大学に入学、32才の若さで京大の教授になった超ド級の秀才。
こういう人だが、アイドルの欅坂のファン。
最近は、数学の手前の算数が大問題。
私立文系の2割の学生が、
「2億円は50億円の何%か」が解けないらしい。
私は、高校に入って5月の連休明けの因数分解で躓いた。
大半のクラスメイトが難なくクリアしていったのに。
そしてよくあることだが、数学が出来ないと他の勉強もダメになる。
私もそのひとりだった。
埼玉県立高校の数学の入試を見たら因数分解は今は中学校で習うらしい。
①x2+4X-12の因数分解
これはいいとして次のはいじわる。
②3x2-5X+1=0 Xは?
答えは、
因数分解できないので、素直に解の公式。
x=(5±√13)/6
と解説しているが「解の公式」なんて知らないし、更に「素直に」というのが癪。
この後ぐんぐん難しい問題が続いているが埼玉県のは平易なレベルらしい。
全国の数学入試を比較して「埼玉は、易故凡ミスが命取り」だとか、
更に「神奈川は、浮世離れした設問群」、「茨木はまるで別世界」等と講評が載っている。
コロナの軟禁生活が長引いたら「浮世離れ」や「別世界」を覗いてみよう。
今の子供は大変だ。
そして理工系志願者が減ってきた理由もなんとなく分かった。
コロナ対策の要は若者の自覚、
でも2億円は50億円の何%が分からなければ、
感染が指数関数的に増えるといってもピンと来ないかもしれない。