ソニーがパソコン事業を売却。
映画・ソーシャルネットワークに出てきたPCは、ソニーのVAIO。
映画を見ていた時は、バイオは、アメリカの若者好みのPCかと思った。
しかし、違った、映画の配給がコロンビア映画(ソニーピクチャーズ)だからバイオでなければならなかった。
ノートPC(ラップトップ)では、まず米軍が大量採用した東芝、続いて若者に支持されたソニー、しかし、これらは前世紀の話。
〝軽く、薄く〟の競争も、後から追いかける者に分がある、そして最後は価格競争。
PCの世界シェアは、聯想集団/lenovoが17%で首位、ずっと1位だったHPは、16%に落ちて2位。
日本メーカー全部合わせても4位のacerに及ばない。
PCは、昔も今も、 InetelのCPU、台湾のマザーボード、MSのOS、その他HD等数点の部品で出来ている。
PCメーカーは、ただのアセンブリー、価格以外の差別化が図れない、ソニーには最も似合わない商品。
春過ぎには、テレビ事業も分社化、そして人員整理。
パソコンもテレビも国内向けに生産を続けてその後フェイドアウトか。
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ソニーが日本で最初のトランジスタラジオを売り出したのが1955年。
アメリカで発明されたものの使い物にならないと言われたトランジスタを使って小型の携帯ラジオの製造に成功。
それから、2年、真っ赤なケースのトランジスタラジオを親爺が買ってきた、それを高校の修学旅行に持って行った。
ソニーは、今でも、実にいろいろなラジオを作っている、そのバリエーションは他社を寄せ付けない。
ラジオなんて大して儲からないのに、まるで使命感、ラジオ深夜便を聴くためと思われるモノラルラジオまである。
ソニーにとってのラジオは、創業の原点、だから愚直に取り組んできた。
しかし、Bose Wave Radio/アメリカ(高音質)、Tivoli Audio/アメリカ(デザイン、ビル内でも感度良)、Geneva/スイス(スピーカー1個でステレオ)のようなとんがった革新的な商品がない。
ソニーは、ハイエンドオーディオメーカーとしての地位も、とっくに失くしている。
唯一残ったラジカセも、防災機能(懐中電灯など)の付いた安いラジオを買えばゴミ出しの運命。
重電は絶好調、パナソニック、シャープも何とか浮上、ひとりソニーだけが、・・・
僅か3カ月の間に、ソニーは復活を遂げつつあった企業から極めて疑問視される企業へと転落した。
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Sony in sorry
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