このロゴで樋口一葉を連想するのは難しい。
やはりGoogleは、アメリカの会社だ。
月が出ている夜、車夫と知り合いの女性が話している、山本一力の時代小説の一齣だろうか。
私の通った中学校が、樋口一葉が助教を務めた歌塾・萩の舎があった場所だった、尤も、それを知ったのは、50年も後のことだけど。
樋口一葉は、父親が亡くなって、母と妹を食べさせるために一所懸命働くも、いつもお金に窮していた。
金策に通った質屋が今も残っている。
だから、天国でお金に困らないようにと五千円札にしてあげたのだろうと思っている。
山本一力なんて書いたが、全く見当外れ、Google師に恥をかかされた。
正解は以下の通り。
ロゴのイラストは、一葉の作品「別れ霜(わかれじも)」の一齣。
本作品は、愛し合う二人がこの世では一緒になれないことを知り、行く末を儚んで心中する。
しかし、女性だけが生き残ってしまい、生還後の厳しい監視をかいくぐって亡くなった思い人の後を追うという悲しい物語。
タイトルとなった「別れ霜」とは晩春(八十八夜)のころ、急激に寒さがぶり返すなどして夏になる前に最後に降りる霜を指す。
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