海に面した山下公園から小高いを丘を目指して登っていくと港の見える丘公園の入口に達する。
この一帯は、江戸末期の開港当時は外国人居留地で、丘の上にイギリス軍、下にフランス軍が駐屯していた場所。
後に復元された風車があり、元は井戸水を汲むために設置したとか。
昭和37年、港が見える丘公園が開園、それに続いて、フランス領事館跡地のフランス山地域、イギリスの総領事官邸であったイギリス館、昭和53年に大仏次郎記念館、昭和59年に近代文学館など文化の香り高い施設が次々とオープン。
戦前、イギリス人がバラを横浜に持ち込み、市民もバラを植えるようになった。
平成になってから、市の花がバラに制定されたことにちなんでバラ園が作られた。
そのバラが見頃、今日は写生をするグループが沢山いた。
港の見える丘公園から眼下に横浜港湾の岸壁を望むことができたが、近年は横浜ベイブリッジ 建設に伴う道路の整備が行われたため、視界に首都高速道路 の高架が必ず入ることから「高速道路の見える丘」と揶揄されることもある。
ただし、これにより道路用の照明が数多く設置されたため、夜景は展望しやすくなり、週末にはカップルで賑わう。
伊勢佐木町ブルース、ブルーライト横浜に先立つ歌が港の見える丘。