中国の習近平主席が、中国はサイバー攻撃の被害者と発言したらしい。
全く、笑っちゃうが、オバマ大統領が笑ったのか、ぶすっとしたのか、全く無視したのかニュースは何も伝えていない。
■中国は、軍の専門機関がが諜報活動の一環でアメリカの国家機関のサーバーにアクセスして
情報収集している。これは、ばれても粛々と静かに続けるだろう。
だって、そのための専門機関だから。
■温家宝一族の巨額蓄財を伝えたニューヨークタイムズのサーバーに侵入、情報提供者を探ろ
うとした。
中国にすれば、その真偽はともかく不都合な真実を報道したことが許せなかったのだろう。
無視すれば良かったのに、我慢できなかった、結果としてコソ泥的な侵入行為がばれた。
■中国の大手企業が、同業の技術情報を盗む。
■かってにアメリカの中小企業の製品の設計データを盗み、それを中国の当該企業に売りつけ
る。この手のハッカー集団はビジネス。
今まで中国に輸出していたものが、コピー商品が出回るから突然売れなくなる。
アメリカの中小企業のおっさんが顔を真っ赤に怒っているのが目に浮かぶ。
アフリカ各地で中国は、資源開発をやっている。
それ自体は、政府間の約束のもとに行われている。
問題は、その間隙を狙って中国人が大挙して押し寄せ、かつてのアメリカのゴールドラッシュ
のような様相を呈していることだ。
強権的な政府なのに国民のこのよう違法行為を止められない。
政府が、国民にコピーは止めろ、海外旅行に行ったらマナーに注意しろと言ってもきかない、
返ってくるのはブーイング。
そのくせ、尖閣のような問題には、素直に反応、協力する。
この米中サイバー戦争の核心は、
中国は、アメリカから盗むに値するものは一杯ある。
(盗むと言ってもデータをコピーするだけ、物を盗んでくるわけじゃないから、罪悪感もない。)
しかし、アメリカは、仮に危険を冒して中国から技術情報や政治的な機密を盗んできても殆ど利用価値がない。
米中サイバー戦争は、アメリカは防戦だけ、中国に勝つことはできない。