終日雨に降りこめられて散歩にも出られない。
テレビとパソコンをHDMIをケーブルつなげてYouTubeのMix listを聴いていた。
半分ウトウトしながら2時間以上、そのためか一寸鼻風邪をひいたらしい。
YouTubeのことを考えた。
例えば、矢口史晴監督の「スウィングガールズ」はあるけど、「ウォーターボーイズ」はない。
一度、アップされたものが、EMIなどから要請で削除される、これは分かる、しかし、その注意書きには、地域によってとなっている。
ということは、ある地域、たぶん国によってはOKと言う意味なのだろうか。
この頃、多いのは開始直後にCMが出たり,画面の下に静止のCMが貼られている、これは民放のテレビと同じだから、著作権の問題はクリアーされている。
と思いきや、MTVやパラマウント・ピクチャーズを保有する米メディア大手バイアコムはかってに広告媒体に使ったとしてYouTubeを訴えた。
話はややこしい、CMがあっても許可したものと未許可の物が混在していることだから。
こんなことを考えると日本人みたいな真面目な人間には出来ないビジネスだ。
今日見ていたビデオは、画面が静止画で音楽はちゃんと演奏されている、これは音楽は聴けるからそれで構わないが、著作権侵害を避けるための投稿者の作為なのか。
坂本龍一が言っていた。
CDが売れなくなった。
人は、体験にはお金を払うが、CDを買ってくれない、つまりミュージシャンはコンサートをやって稼ぐしかないということなのだろう。
ところで、今日ウトウトしながら聴いていたのは、ブラックモアズナイトだ。
知らない人はハードロックのリッチーブラックモアの夜と思ってしまう。
このナイトは、アメリカ人のキャンディスナイトという名前の歌手、リッチーブラックモアの26才下の4番目の奥さん。
透明感のある声の持ち主で、最近で言えばヘイリーとか一寸前のエンヤのような正統な歌い手、元モデルだから美人。
このグループは東欧あたりの農夫のような服装、ロックなのに古楽器も使っている。
ディープパープルと言えば、ギンギンのハードロックバンド、ところがブラックモアズナイトは、随分趣が違う、抒情溢れる歌曲に満ち溢れている。
特にルネッサンス期のフォークソングや民謡にインスパイアされた音楽を演奏しているが、イングランドやアイルランド、ドイツなどヨーロッパのものはもちろん、トルコなどの中近東からの影響、さらに日本の和音階も取り入れるなど非常に幅広い分野に影響を受けている。
それらオリジナル楽曲だけでなく、ボブ・ディランやジョーン・オズボーン、ルネッサンスなどのカバーや、ディープ・パープル、レインボーの楽曲も重要なレパートリーとするなど多様な楽曲を演奏している。
イギリスでは流行らなかったが、ドイツ、ロシア、チェコなどでは受け、最近では主にドイツのライブハウスで公演。
勿論、ブラックモアズナイトでもリッチーがギターを弾いている。
ビートルズのジョンレノンがオノヨーコと一緒になって作風が変った以上の変化である。
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YouTube考
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