今年5月に「日本創成会議・人口減少問題検討分科会」が衝撃的なレポートを発表した。
中でも池袋がある豊島区が消滅するかもしれないというのが目を引いた。
所沢は西武池袋線と西武新宿線が交差するところ。
会社を辞めた後は通勤時間帯を避けて電車を利用している、

その新宿と池袋は日本の1位2位であると同時に世界で1位2位の乗降客を数えるとターミナル駅、地下鉄に限れば池袋が世界の1位だ。

『世界の駅の乗降客ランキング/駅のホームドア 』
だから豊島区長や区民が激怒したのもよく分るし、
私自身も、そんなバナナ?と思った。
直近の池袋の住みたい街ランキングでは、「吉祥寺」と「恵比寿」に続いて一挙に3位に浮上、中目黒、自由ヶ丘を上回っている。
ということで、いつも所沢の宣伝をやっているが、今日は池袋の提灯記事。
◆西武デパートと東武デパート、二つの巨大デパート(戦艦大和三隻分)とパルコの本店がある。
新宿の伊勢丹、渋谷の東急には、その佇まいや店内の雰囲気には勝てないが販売している
商品アイテム数では絶対負けない。
◆都心にあるから有楽町のビックカメラはテレビによく登場するがその本店は池袋、
ビックカメラは池袋だけでも4店舗あり、業界の雄ヤマダ電機の旗艦店も池袋。
◆秋葉原は世界に知られたオタクの街だが女性の秋葉原と言えば池袋、書籍やDVD
を売っているお店が連なる乙女ロードがあり、アニメイト本社も移転、
若者に人気のニコニコ動画の本社も先月原宿から引っ越してきた。
『おばあちゃんの原宿』として高齢者で賑わっている巣鴨地蔵通り商店街も豊島区。
池袋駅に近い豊島が岡女学園は、今でこそ有名な進学校だが、この50年の躍進ぶりは
目を見張る。
今、同校が一挙に女子御三家を抜くのではないかと言われている。、



◆石田衣良の『池袋ウエストゲートパーク』の一連の人気小説で変なのが一杯いる
ような誤解を招いたが、あれは小説の話、西口公園はよくジャズの演奏会が行われている。
今日はNHKあまちゃんのバンドが出演した盆踊り、所沢のぴーひゃらどんどんとは
エライ違い、PAも万全音が良い。
公園には、福島復興プロジェクトの印でもあるふろしきのパッチワークが
敷き詰められていてみんなはその上で踊る。
この公園の裏手に東京芸術劇場があり、その前の道路がメトロポリタン道路。



◆池袋駅から歩いて15分の立教大学は、都内で唯一校舎を高層化しなかった、
それが今見直されている。
スポーツが弱い、つまりスポーツバカを取らないのが大学の方針、
全国から頭のいい女の子を蔦の絡まる校舎に集めて勝負するんだと思う。
今、豊島区役所が建設中、3階までが市役所その上層階がマンション、住民のためのラウンジは図書室を兼ねたもの、もうじき完成するが都心の最高級の高層マンションと比べてもひけをとらない。
この手法で建設費をかなり浮かせたはず。
街の中にごみ焼却場がありその熱源を利用したプールがある、小金井市みたいに住民エゴでごみ焼却場の建設がとん挫、近隣市町村ともめているのと比べれば、ごみも地産地消。
そしてたばこを吸えるところも多く、まだそれを増やすための工事をやっていた。
現区長はなかなかのアイデアマン、豊島公会堂がある旧区役所の周辺の再開発をオリンピックまでやるだろうから、様相が一変するだろう。
『豊島区消滅説』は、何だったのか?
◆根拠になったデータは、2010年のもの、副都心線が西武池袋線と東上線につながったことが
反映されていない。
◆レポートにインパクトを添えるために、新宿、渋谷に比べて見劣りする池袋が意図的に
使われたのだろう。
朝日新聞をまねたのかどうか判らないが、これはこれで大きなインパクトがあった。
豊島区長以下職員は、これを奇禍として前向きに生かせばいい。
◆そして御大の増田寛也元総務相は、都心の銀座辺りには馴染みがあっても
池袋なんて興味がなかったんだと思う。
豊島区のキーワードは、『女子力』と『文化』
これから発展する。

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