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Channel: 老$の徒然草
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皇室ゆかりの新宿御苑菊花壇展

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菊と刀―日本文化の型 (現代教養文庫 A 501)/社会思想社
皇室の紋章が菊、
国花でもあるので菊は格調高い花。
何故葬式に白い菊の花が使われるのか?
匂いがお香に似ているからという説があるらしい。
一方、ルースベネディクトの『菊と刀』を挙げるまでもなく欧米からも
菊は、日本を象徴する花
と思われてきた。

しかし、菊は紫陽花と同じように海外に渡り、西洋紫陽花(ハイドランジア)と西洋菊(ガーデンマム)に改良されて日本に逆輸入されている。

園芸店では、花は小ぶりだけど鉢植えのカラフルなガーデンマムとかスプレーマムが売られる。
現在では、菊は日本より欧米での評価のほうが高く、薔薇、カーネーションと並んで「世界の三大切花」と言われているらしい。

普段、菊と言えば道端の野菊とお葬式の白菊を思い浮かべるぐらい。
昔は、菊を育てている人も多かったのにガーデニングの主役が女性になるや薔薇などが好まれるようになって菊、ぼたん、芍薬の人気はなくなった。

それでも丹精を込めて育てられた菊は特別。
毎年この時期は新宿御苑の菊花壇展がある。
ここの菊は、一種の職人芸というか伝統芸、とても素人がなしえない匠のわざ、
圧巻は、1本の幹に同時によくぞこんなに沢山しかも半円形状に整然と咲かせた巨大な鉢植え、
これ、大作り花壇という。

今日は、楽羽亭で抹茶、
この建物が新宿御苑が皇室庭園だった時の皇室のレストルームを復元したもの。
今は茶会や句会の場所として利用されている。
その昔、ここに鴨場があったらしい。
ということは、楽羽(らくう)の羽は、鴨の羽。

撮ってきた菊の写真にNETにある琴の調べをBGMにスライドショーを作ってみた。

   
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