来年にはブラウン管テレビの生産が打ち切りだとか、
今でも作っていたのを知って吃驚。
ブラウン管は、読んで字のごとくドイツのブラウン博士が発明した陰極線管。
これが何と19世紀末。
そして1935年ブリュッセルの万博に出品した当時の日本が誇る三大発明が、
①豊田自動織機/豊田市
②高柳式白黒テレビ/浜松高等工業学校(現静岡大学)
③極超短波の八木アンテナ/東北帝国大学
世界初のテレビは、高柳健次郎が作った。
②と③は現在、愛宕山のNHKの放送博物館に展示されている。
②高柳式白黒テレビ/浜松高等工業学校(現静岡大学)
③極超短波の八木アンテナ/東北帝国大学
世界初のテレビは、高柳健次郎が作った。
②と③は現在、愛宕山のNHKの放送博物館に展示されている。
テレビ放送は、アメリカではなくドイツが先、ベルリンオリンピックが開催された1935年。
ベルリンの次の東京で開催するオリンピックで日本はテレビ放送をスタートさせるつもりだった、
しかし、オリンピックは中止、1941年には日米開戦、・・・
アメリカは、戦前にテレビ放送を始めて一般家庭にも普及した。
進駐軍がアメリカから持ち込んだテレビを覚えている。
RCA、GE、ウエティングハウス、モトローラ、アドミラル、シルバニア、フィルコ、・・・・最後までテレビを作っていたのがゼニス。
アメリカの白黒テレビは、オートチェンジャーを備えたレコードプレイヤーとラジオが付いたリビング用の家具だった。
今、アメリカやドイツはテレビを作っていない。
川上のテレビ放送機材は、ソニーとパナソニックが抑えている、
だから、川下の受信機でもう一度世界制覇の夢、それが東京オリンピックの年。
日本の多くの家庭では、10万円を超える家電製品や車の機種選定権は、女性が握っている。
その女性の買い物の特徴は、保守的そして物凄く愛国的。

日本で売っているLGのテレビは、宣伝には人気のKARAを使い、
格好もいいし、湾曲した画面はまだ日本メーカーは作っていない、
それでも売れない。
近所の西友にLGのドラム式洗濯機が登場した、安い79800円、でも売れないらしく1万円ずつ下げた、遂に49800円!!
誰も買ってくれなかったという。
この洗濯機は日本以外ワールドワイドに売れている、デザインも日本のよりずっといいのに。
欧米では、地下室があればそこに洗濯機を置いて乾燥まで何時間もグルグル。
先進国で、唯一太陽信仰を持っているのは日本の女性、晴れたら乾燥から殺菌、消毒まで全てをお天道様に任せている。
レイコップという布団クリーナーが売れているが太陽信仰が強い奥方は買わない。
韓国の製品だけど、売ってる方は、医師が考えたクリーナーというだけで絶対韓国製とは言わない。

アメリカで日本車キラーと言われたのは、現代の車、車名をわざわざ『ソナタ』に命名、CMにヨン様を起用したのに日本では全く売れず、ヨン様自身も落ち込んでしまった。
冬のソナタで韓流ドラマに熱狂、パチンコ屋の冬ソナも女性でにぎわったのに、それとこれとは峻別する。
果たして、日本の家電メーカーや自動車メーカーは、特異な日本女性の心理をちゃんと理解しているか心配だ。

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