お台場の日本科学未来館でデジタルアートの展示会。
未来の遊園地があると言うので親子連れでにぎわっている。
これを仕掛けたのが、テレビのトーク番組に出演、論客としても知られている、
猪子寿之率いるチームラボという会社。
このチームラボ、既に300人の人材を有している、だからスタートアップの時期を過ぎて軌道に乗っている企業。
母体は凡そ10年前東大、東工大の学生、院生で起業。
所謂デジタルコンテンツを作っていて、
商業的なものから、今回科学未来館でやっている子供ワクワク、大人は、ちょっぴりアートを感じるものまでいろいろ。
会場のガイド役も、脳科学とか数理経済学を専攻したチームラボの社員、見た目は普通の女の子。
展示は、絵と違って真っ暗い場所、フロアーや壁面、あるいは高精細の液晶とかに画像が映し出される。
例えば、江戸時代の奇想の絵師と言われた伊藤 若冲(じゃくちゅう)の絵を忠実に再現、鶏が動いたり、樹があれば葉っぱが散ってきたり、・・・・
戦国時代絵巻の屏風絵は、侍がまたがった馬が動くけど馬は先に進まない、
それでも、馬が足踏みしているので躍動感が伝わってくる。
小さな子供がお絵かき帳にお魚を描く、すると、その魚が群れをなして大きな水槽を泳ぐ、・・・
残念ながら、一番人気のドームシアターは、満席で見ることは出来なかった。
動画でもなし、静止画でもなし、かといってGIF画像(パラパラ漫画)でもない、どう表現していいか分らないが、これが最先端のデジタルアートらしい。
未来館でやっているようなイベントを既にパリやニューヨーク、あるいは日本の地方都市でも開催、高い評価を受けている。
だから、今回満を持して首都東京での大々的な展示となった。
政府は、東京五輪が開催される2020年に、医療やサービス業、農業などの課題を解決するロボットを競わせる「ロボットオリンピック」を開く予定、これは私の予想通り。開会式の芸術監督を拝命するのは、誰?
宮崎 駿や北野たけしなどのアナログ世代ではなく、AKBの秋元 康をもスキップして欲しい。
でも、なー、ITを〝イット〟と言った森元総理は、猪子久寿なんて知らないだろうなー。
ならば、新世紀エヴァンゲリオンの庵野秀明は?
この人、猪子寿之と違って下馬評に上がっている。
伊藤若冲展
1977年生まれ、徳島市出身、2001年東京大学工学部計数工学科卒業と同時にチームラボ創業。
大学では確率・統計モデルを、大学院では自然言語処理とアートを研究。
チームラボは、プログラマ・エンジニア(UIエンジニア、DBエンジニア、ネットワークエンジニア、ハードウェアエンジニア、コンピュータビジョンエンジニア、ソフトウェアアーキテクト)、数学者、建築家、CGアニメーター、Webデザイナー、グラフィックデザイナー、絵師、編集者など、スペシャリストから構成されているウルトラテクノロジスト集団。
サイエンス・テクノロジー・アート・デザインの境界線を曖昧にしながら活動中。

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