悲惨指数という何やら怖そうな指数がある。
悲惨指数(ミザリーインデックス)は、アメリカの経済学者が考案した経済的な苦痛の水準を表す経済指標をいう。
悲惨指数=消費者物価上昇率+失業率
●仕事があってなおかつ物価が上がらなければハッピー。
この反対が、レ・ミゼラブル、実に単純、明快。
●こういうこともあった。
1970年代のオイルショックの際に原油価格が4倍に跳ね上がり、日本を含む多くの国が
スタグフレーションに陥った、これがスタグフレーション/景気後退期の物価上昇
今、悲惨な国々は、
◆原油価格の値下がりでロシアやベネズエラは、輸入物価が急上昇。
何とこの間まで:元気満々だった反米国家・ベネゼエラが最も悲惨な国となった。
◆ヨーロッパではギリシャや南欧諸国の失業率が高止まり。
物価上昇率+失業率=悲惨指数は、どこも、10を超えている。
因みに日本は4.5。
<ベネゼエラの首都・カラカスとタイの首都・バンコク>
最も幸福な国は、ほほえみの国タイ!!タクシン派を封じ込めた軍部独裁が国民経済にプラス、失業者がいない。
タイの洪水があるまで、日本企業があんなに沢山進出しているのを知らなかった。
タイの幸福の陰の立役者は日系企業かもしれない。
もう、タイでも農家より工場労働者の方が多くなり、国のGDPを支えているはずだろうから。
2位は、競争力のあるスイス、そして3位に日本が上がってきた。
去年に続いて大企業のベアが実現、大学新卒者の就職率も良くなった。
仕事口が増え、物価は、日銀の意図に反して全く上がらない。
悲惨指数は、悪い方の説明には、そのものずばり、説得力がある。
その反対の幸福度の高いとされる国は、その内情はいろいろいわくがある。
タイは未だ発展途上国だし、スイスは、フランスなどからも超金持ちが移住してきたり、物価が滅茶苦茶高い、
それでも、日本よりずっと豊かな国。

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