上野の科学博物館で復元したからくり時計(万年時計)を見たことがある。
西洋の時計は、文字盤は固定されている。
一方、万年時計は、季節によって時間が変わる和時計、これを実現するために右の画像のように文字盤が伸びたり縮んだりする!!
現在の科学、技術者をもってしても、この時計を復元するのは大変だった。
このからくり時計を一人で作った人が現在の東芝を創業した田中久重。アベノミクスの第三の矢がどうなるか分らない。
地方創生事業もダイナミズムを感じない。
日本は、アメリカに追従、中国主導のアジアインフラ銀行への参加を見送った。
株価も2万円を突破できない。
景気は少しは良くなったが閉塞感はぬぐえないのが今の日本。

中国のようなヘテロな国家運営も、
日本は出来ない。
経済は技術革新によってのみ成長するというシュンペーターのご託宣を信じて、それを実現していくしかない。

この伝統が豊田佐吉の自動織機を生み、そして今、愛知県が自動車、ロボットの一大生拠点になった謂れとされている。
今年6月には、愛知県で作っている三菱MRJの初飛行が予定されている。
自動車産業が何とか持ちこたえているうちに、ロボットと航空機のような付加価値の高い産業が開花しなければ日本は沈没してしまう。
全国一律の地方創生事業は、一見民主的だが限られたお金が砂に吸い込まれてしまうような結果になりかねない。
福島県と愛知県にドカンとお金を投じる方が波及効果は大きい。
福島の事故原発機の後始末には、ULTRA Zクラスの超高度なロボット技術が不可欠、
そのロボット技術で福島県と愛知県は、連携することになる。

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