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Channel: 老$の徒然草
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多聞院の寅祭り

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所沢の町外れに川越藩主・柳沢吉保が作った広大な開墾地(三富新田)がある。

短冊形の区画の畑の周りに防風林を植えてその枯葉で堆肥を作る、今風に言えば300年前からサステイナブル(循環型有機農法)をやってきたところ。

今、世界農業遺産の登録を目指している。


その開墾地の守り本尊が多聞院。

多聞院の毘沙門堂には、武田信玄公の守り本尊であった毘沙門天がまつられている。
信玄は、この毘沙門天を、かぶとの中に納めて戦場に出陣しており、信玄滅亡後、縁あって川越城主柳沢吉保の手に入ったものを三富の地割開拓後、ここに安置した。

「寅まつり」は、毘沙門様の化身である「寅」に願いを請うお祭りで、毎年5月1日に行われる。


また多聞院は、ぼたんの寺としても有名で、境内には300本を越えるぼたんが植えられいる。

毎年この時期には色とりどりの大輪が咲き誇る様はじつに見事。

鎌倉にぼたんで有名なお寺があり、多聞院は、そのお寺と同じ宗派なのでそれを真似たらしい。


これから咲くぼたんの鉢植えを買った。

2100円、大きなつぼみが3つ、一つ700円の赤紫の花、バラより高い。

花が咲いてから地植えすればいい。

ぼたんと芍薬は、親戚、ぼたんは木、芍薬は草だそうだ。


立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花

本来は、美人の姿や振る舞いを花に見立てて形容する言葉だが、

芍薬は、立ってみるのが一番

牡丹は、花が横向きだから座ってみるのが一番

百合は、歩きながら見るのが一番




京都の神護寺が発祥と言われるかわらけ投げは、厄除けなどの願いを掛けて、高台から谷へ素焼きや日干しの土器の酒杯や皿を投げる遊びである。

ここでは、石で出来た的にかわらけを投げつける、近距離だから確実に当たって割れる。
今日は、市内から無料バスに乗って向かった爺婆ばかり、
今更〝開運〟なんて年じゃないから誰も投げていなかった。
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