もう小説なんて読まないが、「火花」掲載の文芸春秋9月号を買ってきた。
既に単行本で200万部、今回「文芸春秋」、異例の92万部超発行、
合計で300万部ということは、もう社会現象。
となれば、ミーハーなじじいも躊躇なく右に倣え。
普段本を読まない人が買うからベストセラーが誕生する。
「火花」は、まさしくこれ。
芥川賞受賞作品を掲載した文芸春秋と直木賞を掲載したオール読物は、コスパがいい、
文春を読まなくなってからもこの時だけは買ってた。
今回は、芥川賞が2作品だから更に買い得、
単行本の価格は、
火花=1200円
スクラップ・アンド・ビルド=1200円
つまり、970円で2冊で2400円の単行本と雑誌が買える。
こんなみみっちい計算をしながら、印税は幾ら?
単純計算でも3億円、
テレビのギャラもアップ、エッセイも好評、これから文庫本も出るし更には映画化権も、
又吉直樹は、ハッ ピース。
相方の綾部と違って人を笑わせようなんて思っていない。
たぶん、芥川賞を獲りたいなんて野心はなかった、
本が大好き、たまたま処女作がこんなことになった。
もう一作の「スクラップ・アンド・ビルド」の方は、今日的テーマ、
要介護老人と無職の孫との息詰まる攻防戦。
モブ・ノリオ『介護入門』も芥川賞、
あれも、老人と孫、変なラップ調の文体だった。
雑誌の特集は、エマニュエル・トッドの「ヨーロッパは三度自殺する ドイツ帝国とギリシャ危機」。
フランスにとっての嫌な隣人ドイツを書いているんだろう、
日本にとっての中国と相似形?
世界水泳が終わってから読もう。
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文芸春秋9月号
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