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Channel: 老$の徒然草
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初めての羽田空港 インドネシアの新幹線

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生まれて初めて、羽田空港に行った、
ある人を出迎えるために、
今の感覚なら2.3時間で1万円ぐらいのコスパのいいアルバイト、
藤山外務大臣のコバルトブルーの背広の色は鮮明に覚えているのに、ある人の顔の記憶はない。
私と同じ年のデビ夫人は、未だ赤坂のコパカバーナで働いていた。




インドネシアの高速鉄道計画は、白紙に戻り通常の鉄道にすることになった。
日本が先行していたところに中国が猛烈な巻き返し、こりゃダメかと思ったので一安心。

日本の新幹線は、タイとインドで内定、
一方の中国は、メキシコで落札したのに不正が発覚して計画が無期延期、盟友ロシアはすんなり決まったが、相手とはLNGとのバーターだからおいしい話ではない。

今回のインドネシアの高速鉄道計画断念は、分からないでもない、
日本の新幹線がちゃんと動いている台湾でも最大の問題は、投じたお金の回収が容易ではないこと。
日本の新幹線だって50年もかかってやっとここまで来た、
もし、乗車賃を半額に設定したら途中で頓挫したであろう。
中国国有鉄道の累積債務は、70兆円を突破、採算性が疑問視されている。
本当を言えば、日本が教えるべきは、旧国鉄の教訓や現在のJRの経営ノウハウ。

中国がシャカリキになるのは、理由がある、
何が何でも車両の注文を取らないことには国有企業の鉄道会社が大変なことになる。
中国の高速鉄道は、日本の新幹線よりずっと、速い、安い、工期に至っては1/2とか1/3、
事故後に車両を埋めたのがまずかっただけなのだから。

日本の鉄道インフラは、世界一、
しかし、鉄道車両メーカーの世界に占めるシェアは10%にも満たない、
自動車と比較したら日本の鉄道車両メーカーは、吹けば飛ぶような存在である。

原発は問題だが、鉄道の輸出に与党幹部が力を貸しても国民誰も文句は言わない。
台湾でも殆どフランスに決まっていたのをひっくり返したのは、
京大出身で名古屋の高射砲部隊で陸軍少尉だった李登輝元総統。

日本人なら誰でも新幹線を買えばいいのにと思っている。
しかし、自動車と違って単純にはいかない、
中国は、日本とは比較にならない政府の強力な後押し、
一帯一路にしてもAIIBも高速鉄道を売り込むのが当面の目的。
タイには、中国はタイ米の買い付けやら低利の融資を持ち掛けた、
最終的には、日本がそれを上回る条件を出して決着した、
つまり、日本の新幹線が素晴らしいという単純な話ではなく日本の札束攻勢という身も蓋もない話。
今後は、中国との競争に勝つためとのめりこみ、採算割れのビジネスは回避しなければならない。

アメリカの高速鉄道計画がなかなか進まなかったが、ここにきて一歩前進、
JR東海が21年開業を目指すとしているダラス―ヒューストン間(約400キロメートル)を1時間半で結ぶ米国初の超高速鉄道だ。

インドネシアでは、イギリスで採用された日立の高速鉄道が検討されるのではないか、
インドネシアの現大統領が来日するとなったら、その時には自費でお迎えに上がるつもり、
じじいでも未だお役に立てる。



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