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Channel: 老$の徒然草
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マイナンバー エストニアの場合

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今、全国でマイナンバーが配られている。
早速、これで一儲けを企む連中がこれを詐欺に利用、
不審電話・訪問が急増していると言う。
現段階では、国民にとってのマイナンバーの利便性は、あまりない。
一方、こういう制度を国造りに取り込んで成功した国がある。

元大関把瑠都の出身地・エストニアが元気だ。
バルト三国の一番北に位置するエストニアは、1991年、ソ連から独立後、この小国はITに活路を求めた。
Skypeの発明と隣国フィンランドのIT企業の進出で「バルト海のシリコンバレー」と呼ばれるようになった。
エストニアは、EU経済が低迷する中で3%の経済成長を続けている。
EUの中で、フランスとともに北朝鮮と国交がない国でもある。
そして、日本では、とても出来そうもないことを実現した。

・選挙の投票がパソコンで可能 世界初の真のNET選挙を実現
・閣議はペーパーレス(30分)
・警察が発行するたった1枚の国民IDカードで、身分証明、社会保障No、健康保険
 証、運転免許証、パスポート、診療履歴、診療予約、その他さまざ
 まな行政サービスの恩恵を受けられる。
 15才になるとカードが発給される。

・国内の80%の地域がW
iFiZone(日本は、来日する観光客からブーイング。)

     《診察⇒薬を貰うまでの流れ》    右下はカードの読み取り端末


日本は、国民の政治不信、縦割り行政、情報漏洩リスク、人口はエストニアの100倍etc・・・・だから簡単に実現出来ない。
エストニア方式は、普通の人にとっては、どうもこうもない、
しかし、そうでない人には都合が悪いのではと疑念がある、
特に、警察がカードを発行することは、普通でない人の味方・朝日新聞や共産党は、声をからして反対する。
役所の方は、国民の利便性より役所にとって都合のいいことが出きればいい、反対を押し切ってまでサラサラやる気はない。

ドイツなども主に徴税に限定している、
日本は、他国に周回遅れで取り組むのが丁度いいかもしれない。

エストニアは、何故セキュリティー技術に優れているのか?

ソ連に2度も侵略され、国内にロシア人が住んでいる。
エストニアは、残留ロシア人が社会問題になっていた。
2007年、ロシアが大規模なサイバー攻撃を仕掛け、エストニアのNET環境が麻痺した。
そのために必死で鉄壁の防御網を構築した。

エストニアのセキュリティー技術が認められた結果、EUのサイバー防衛部隊はエストニアにある。
エストニアのIT企業が開発したセキュリティーソフトを既に日本の大手銀行が採用している。

エストニアの国旗は、青黒白の三色旗。
青はエストニアの空・湖・海を表し、エストニアの国民を象徴するとともに希望・友情・団結の印。
黒は故郷の大地と同時に暗黒時代の悲しい歴史を忘れまいとする決意。
白は氷と雪および人々の幸福の追求を意味する。
天下泰平、のほほんとした日の丸と随分違う。

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