コロナは不平等、そして益々格差が拡大した。
政府は、緊急事態宣言が解除されても、なるべく会社に行くな、出来るだけリモートワークをやってくれという。
官庁が最もIT化が遅れているのに、いとも簡単なご託宣、80才のじじいでもアタマにくる。
自分が勤めていた会社でのリモートワークを想像してみたが具体的にどんな仕事が家で出来るか考えられない。
それでも近所の若い人のかなりの人が在宅勤務をこなしている。
一方、会社に行かなければ仕事にならない職種の人も沢山いる、
いずれにしてもコロナによって職種毎に不平等が起きている。
子供たちは、ずっと学校に行っていない。
海外ではオンライン授業は当たり前、日本の子供だけが取り残された。
コロナによって子供の学習が遅れ、他所の国は実質あまり影響が受けずに済んだ。
ケンブリッジ大学は、向こう1年間(今年10月から来年9月)は、対面式の講義を止めて全ての授業はオンラインでやることになった。
成長セクターの観光業は壊滅的な被害を受けてしまった。
更に元に戻るには相当の時間がかかりそう。
たぶん来年のオリンピックは中止になり官民わせた多額の先行投資が無駄になった。
コロナの被害は中国が最も軽微、日本を初め欧米は甚大な被害を受けた。
感染症対策には強権的な中国方式が断然有利なことが実証され、ポストコロナは中国の傍若無人な振る舞いに世界は翻弄されることになる。
コロナを利用できた中国の一人勝ち、全く理不尽極まりなし。
これから浮上する最大の問題は経済対策。
もう安倍総理や今まで重用されてきた小賢しい官邸官僚では到底無理な話、誰でもいいから選手交代が必要だ。
新体制下の面々はできるだけ速やかに問題を解決しようと努めるインセンティブに駆られることになるからだ。
90年前の大恐慌の時、
アメリカは、ニューディール政策(テネシー川流域でダムを作るなどの大型公共事業)で新規雇用を作った。
ドイツは、シャハト経済大臣が提唱したアウトバーンの建設と国民車(フォルクスワーゲン)の量産を始めて雇用創出に成功した。
あまりにもうまく行き過ぎてヒトラーの暴走を招いてしまった。
日本は満州、朝鮮の殖産興業に活路を見出した。(親父の兄弟3人は朝鮮で職を得た。)
感染症予防の基本は人との接触を控えろ、
結果として人と人との距離は遠くなり、若い人の恋愛感情も芽生えない。
ポストコロナは、元の世界とは違うという、
でも、どう考えたって楽しいものではなさそう。