 
 

夏になると辛いカレーが食べたくなる。
ネパール料理店でランチ。
ここの常連客は、お店に入って来るや、手を合わせて〝ナマステ〟って挨拶する。
ホクホクの一寸甘味のあるナンが辛いカレーによく合う。
大きなわらじみたいなナン、バリスタが描くラテアートのような模様が見えるカレー。
白い飲み物がラッシー(甘いヨーグルト)、これ、辛いカレーの口直しにぴったり。

 会社の近くに大きなインドカレーのお店があり、週に一度食べに行った。
会社の近くに大きなインドカレーのお店があり、週に一度食べに行った。
客席から見えるところに粘土で作られた窯(タンドールと言うらしい)でインド人二人がひたすらナンを焼いていた。
たぶん、窯の中はたる状になっていて、ふくらみのある部分に手でナンの生地を貼り付けて、焼き上がると鉄の棒で取りだす。
万が一、生地が落下しても、燃料になるだけだから気にしなくていい。
何故、インドからウイグル、トルキスタン、中近東辺りまで、ナンを食べているのか?
大昔、京都大学の探検隊がヒマラヤのカラコルム山脈に行った時、そこで小麦の原種を発見している。
ということは、インド、パキスタン、ネパール辺りはかなり古い時期から小麦の栽培が行われていて、ナンを焼いていたのだろう。
日本のカレーは、横須賀の海軍カレーに始まると言われる。
靖国神社の遊就館で海軍カレー食べたが、ちっとも旨くなかった、勿論ライスカレー。
ビザもナンも、本場と同じ釜が日本でも作られるようになって、おいしい物が食べられるようになった。
やはり、石窯でなければ、やはり、タンドールでなければとなったのだろう。
ナンがおいしければ、ライスカレーよりなんと言っても、断然、ナンカレー。
 
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