近所の公民館で500円のバイオリンコンサート。
1725年製ストラディバリウス、弾き手は東京フィルハーモニーのバイオリニスト。バイオリンの定番曲を弾いた後に、余興に踏切の警報音をバイオリンで再現!!
西武、東急、小田急、京急、総武線、みな違うらしい。
我が西武線は、知っているのですぐ分かった、西武線と中央線は同じものだとか。
そして、最後にストラドをひと弾きさせてもらった。
バイオリンって軽い!! 音も大きい!!
先生が弦をおさえて、私が弾いた、ちゃんとドレミファソラシドの音が出た。
クラシックは、苦手、だから、ストラディバリウスの素晴らしさは分からない。
それでも有難い楽器に触れたことに大満足。
このバイオリン、プラハで買った先生の個人所有、弓はフランス製で家一軒分の値段。
バイオリンの値段は明かさずじまいだった。
そして、本職の東フィルでは、何と普通のバイオリンを使っているという。
以前、このバイオリンの謎に迫るテレビ番組があった。
バイオリンの名器・ストラディバリウスは、ビバルディーが活躍した300年前に800挺作られた。
多くのバイオリン製作者が挑戦したが、ストラドを超えるバイオリンを作ることが出来なかった。
しかし、最近になって音響工学やCTスキャンによってその謎が解明されてきた。
そして、世界中の名だたるバイオリン製作者60人がアメリカに集結、ストラディバリウスのコピーに取り組んだ。
その結果、かなり近いものが出来上がったが、それでもストラディバリウスを超えるものは出来なかったという。
◆発した音が指向性が強く、遠くまで届く。
◆使った材料がイタリアの何とかと言う森の松の木、年輪が等間隔でかつ稠密。
(当然300年前と同じ材料は入手できない)
◆CTスキャンで透視して分かったことは、内部の形状、容積が絶妙なバランス。
全くずっこけるというか、身もふたもないと言うか、その正体は?
目隠しテストをやるとストラディバリウスの優位性は証明されないのだ。
つまり、ストラドは、一種の都市伝説、300年前のものだから骨董的価値(誰が保有していたか、競売時の落札価格、楽器にまつわるエピソード)がある。所有する財団が有名なバイオリン奏者に貸与するのも、値を下げないためだろう。
同じ奏者が100万円のバイオリンと5億円のバイオリンを弾く場合、やはり気合が違うと思う。
丁度今5億円のストラドを使った音楽映画・パガニーニが公開中。
その都市伝説を生んだのは、よく見られる〝ハロー効果〟だと考えれば何となく腑に落ちる。
ある対象を評価するときに、目立ちやすい特徴に引きずられて他の特徴に
ついての評価が歪められる現象のこと。
光背効果、後光効果とも呼ぶ。
心理学の世界では、認知バイアスと呼ばれるものの1つである。
ヤマハのエレキバイオリン(消音バイオリン)は、安いのは2万円ぐらいい。
私には、これで充分。
そのエレキバイオリンによるカノンロック。
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ストラディバリウスの特徴
ストラディバリウスの正体
ハロー効果