秋だから○○ということはない。
いつも食欲はある、子供の頃からサークル活動みたいなものに参加したことはない、芸術や芸事も無縁、実りの秋というには、もう年齢的には枯れている、昨日は、読売新聞の工学フォーラム。
高校生の研究発表を聞いた、『水陸両用捜索ロボットの開発』、『日本の農家に適したスターリングエンジンの開発』、これは女子高生だった。
地方の高校生にとっては、都心の文化の発信拠点、よみうり大手町ホールでの発表は、晴れ舞台。
こんな発表が5つ、その講評を全国の国立大学の工学部長が行った。
パワーポイントを使った発表は、私が知っている20年前のと違って、写真をクリックすると動画に切り替わる、ブログと同じ。
捜索ロボットは、かなりの勾配を登攀できるし、プールにドボンするとスクリューではなく入江陵介みたいにバックストロークで推進する、
スターリングエンジン(外燃機関)は、実用化が難しく大人がとっくにあきらめていた、それを女子高生が果敢に取り組んでいる!!たまたまポスターセッション(ポスターを使った発表)で室蘭工大の先生から直接話を伺えた。
大学の航空宇宙機システム研究センターは、文科省から毎年1億円もらって、超音速ジェットエンジンを開発している。
東大などの航空学科は、実機の開発をせずにコンピューターのシミュレーションしかやっていないが室工大は、北海道という地の利を生かして実機開発をやっている。
ロケットはJAXA、ジェット機は室蘭工大
となかなか意気盛ん。
まだ実験機の段階だが、防災用(津波、火山噴火などの観測)として実用化、その先の先に現在のボーイング、エアバスを凌駕する超音速旅客機を作ると言う。
アジアの航空需要が益々増えるが、飛行機が追いつかない、それを現在の倍の速度のジェット旅客機で解決する。
石油を絶たれたドイツはジャガイモから作ったバイオエタノールでV2ロケッットをロンドンにぶちこんだ。
それに倣ったわけではなく、北海道に一杯ある甜菜(てんさい)糖から作ったバイオ燃料を使う。何故、コンコルドは駄目になったのか?
○コンコルドは元々、アメリカに対抗する目的で英仏が開発した。
○ニューヨークからパリ、ロンドンまでしか飛べず、航続距離が短かった。
○騒音がひどくて経済性も悪い欠陥機。
○英仏で共同開発したものの、途中でイギリスが金を出せなくなった。
○とどめは2000年の100余名の死亡事故。
日本の航空機産業他etc
ボーイングの最新鋭機には日本のカーボンファバーを初めいろいろな部品が使われているが、それを喜んでいては駄目、アメリカはあくまで日本を下請けとして使いたいだけ。
日本が生き延びるためには、中国、韓国に出来ない付加価値の高いもの作っていくしかない。
半導体技術が日本人によって韓国に流失した愚を繰り返さないために、
既に、三菱航空機は、社員の永久雇用?を決めた、本人が望めば退職後も雇用し続けるんだとか。
韓国初の気象衛星を日本のH2Aが打ち上げた、日本としては運搬費を値下げして他国の衛星を打ち上げる実績作りだった。
しかし、韓国では、日本のロケットで打ち上げたとは言えない、
どうしたか、ロケットのNIPPONと三菱のスリーダイヤを消したニュース映像を流した。
韓国の学生は、敵国として北朝鮮ではなく日本を1位に上げていたからだとか。
ロケットや航空機は、日本人が考える以上にセンシティブな話題。
日本はスイスのように各家庭が機関銃を持つことも出来ないし、これ以上アメリカから兵器を買うわけにもいかない、
賢く、見えない抑止力を確保しなければならない、その為にも、自前で超音速旅客機を開発する気概と技術開発を続ける必要がある。
三菱の中型機・MRJもホンダの小型ジェットは、その一里塚でしかない。
ロケットを打ち上げるたびに種子島や鹿児島肝付町がニュースに登場する、もう暫くしたら北海道白老町の超音速ジェット機のニュースが流れるだろう。
10月は、テレビでこれでもかと新幹線の映像が流れた、しかし、新幹線の技術は50年前の物、いつまでも回顧していたってしょうがない。
最後に、最近の学生のことを尋ねたら、
出来のいいのが3割いる、これは昔と変わっていない、残り7割の学力は落ちたが、世の中を変えるのは3割の学生、
〝日本は大丈夫です、安心していて下さい〟
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韓国の気象衛星の打ち上げ
日本の大学には、