アメブロは、音声を貼ることは出来ない。
その為、MP3音源⇒MP4(YouTube)に変換するサイトを使ってYouTubeを貼った。(下記の竹林公園 音声をアメブロに貼る)
その時、漢詩の朗読サイトに登録した。
今日、そのサイトの運営者から同じ王維の漢詩とその解説をメールで戴いた。
以下の通り、漢詩、音源、地図をそのままコピーして貼ってみた。
これで音が出れば、わざわざYouTubeに変換しなくてもいいことになる。
秘密は、サイト運営者・左大臣光永さんのmailvoiceにあるかもしれない。声に自信があれば、この方法を使って音声でブログを書く、いや音声で伝えることが出来る。
でも、文章はいくらでも推敲が出来るけど、
対話ではなくマイクに向かって一方的に話すのは案外難しい。
更に雑音が入らない書斎、美声、朗読のスキル、・・・
話変わって、
大昔の見送りは、現在と比べるとずっと濃密。
土佐日記の最初に、いよいよ京に帰る主人公との別離シーンが出てくる。
何と、貴賤を問わず親交のあった関係者と一緒にあるところまで旅をして、もう、ここからはご一家で行ってくださいと見送る。
旅館に泊ったのか野宿したのか、お金はどうしたのか、そんなことは何も書かれていない。
王維の「元ニの安西に使するを送る」も全く同じ見送りをしている。
いずれも1000年以上も昔の話。
50年前、東京駅では、転勤シーンが見られた。
バンザイバンザイに奥さんまで深々と頭を下げていた。
以下は、左大臣光永さんメールをそのままコピー。
送元二使安西
渭城朝雨潤輕塵
客舎青青柳色新
勧君更盡一杯酒
西出陽關無故人
元二の安西に使するを送る
渭城の朝雨 軽塵を潤し
客舎青青柳色新たなり
君に勧む更に盡くせ一杯の酒
西のかた陽關を出ずれば故人無からん
王維の「元ニの安西に使するを送る」です。
李白「送別」と並び、別れの詩の定番です。
「渭城」は長安の北の地域。黄河の支流渭水をはさんだ
地域のことです。
ここから西域地方に旅出つ旅人を見送る習慣でした。
昨夜のうちから旅館に泊まって、さんざんに飲んだ。
そして朝。
パラパラと雨が降りしきり、砂埃を潤している。
旅館の前の柳の葉が青々として目に真新しい。
送られる人は馬を引いて、いよいよこれから旅立っていく。
送る側は最後の名残と、杯を差し出す…。
はるか昔の別れの場面であると同時に、
時を超えて普遍的な別れの情を描いていると思います。
ご自分にとっての別れの場面、思い出を重ね合わせながら
読んでみると、味わいも増すのでは無いでしょうか?
▼音声が再生されます▼
http://roudoku-data.sakura.ne.jp/mailvoice/GenjiAnsei.mp3


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