「埼玉化する日本」を読んだ。
- 新書は、図書館にある「旧書」で間に合わせている。
- でも、埼玉県民の悲しさ、つい衝動買い。 どうせ碌なことが書かれていないだろうと思いながら。
- ○○化すると言えば、
- 日本化するヨーロッパとか、××化する何々とか、△△化する何々、
- ××や△△がパッと出てこないが、普通はいい意味には使われない。
- 日本化するヨーロッパは、日本と同じようにゼロ成長でデフレになることだからヨーロッパにとっては悪夢以外の何物でもない。
- 埼玉は、ブランド力がない、何しろ特徴がないのが特徴という県。
- 読み始めて、すぐ出てきた以下の文言。

何もない埼玉北部で、最初にアジア最大の商業施設/イオンレイクタウンを作り、並行して宅地開発が行われた。
(レイクは、人口湖、本当のところは調整池。)
埼玉の北部は、このイオンの他にもショッピンクモールがあり、周辺はモールの激戦区。
更に、コストコとイケヤがあり、日本で唯一、三種の神器が揃っていて、
これらが周辺住民の日常生活に欠かせない存在になっているんだとか。
所沢の先の入間市には、三井のアウトレットとコストコがあるが、我が所沢市内はモールなんてない。
ミーハーな私は、埼玉北部に一度行ったが、ここからは地の果てみたいなところ、
所沢の住民は、関心もないし行く気も起きない。
そんな話をしても、都内に行くわで終わりだ。
地方の商店街や百貨店が衰退、シャッター通りが増えてきたのも時代の流れではある。
何せ、モールを作っているイオンも三井もブルドーザーみたいな破壊力とノウハウを積んでいるのだから。
一方、日テレ/BSの「小さな村の物語イタリア」を見ると昔からある個人の食品店がちゃんと残っている。
お店もなかなか洒落ていて、青山あたりの成城石井クラス。
フランスもシャッター通りは皆無、むしろ田舎の方が豊かな一面もある。
お店もなかなか洒落ていて、青山あたりの成城石井クラス。
フランスもシャッター通りは皆無、むしろ田舎の方が豊かな一面もある。
去年、池袋が住みたい街No3に躍り出た、何と13位からの大躍進。
直接的には、副都心線と池袋の街づくり(熱血区長、東口に西武デパート、西口に東武デパート、家電量販店、ジュンク堂書店、乙女ロード、ニコニコ動画、これまた大躍進の
に負うところ大なのだが、それを支えているのが埼玉県民だという。
他の地域に住んでいる人には分りにくいが、西武線、東上線沿線の埼玉県人にとっては、池袋は埼玉の飛び地みたいなところなのだ。
著者は中沢明子。
父親が大学の先生、東京生まれ、東京育ち、現在は、埼玉・浦和に住む買い物大好きのフリーライター。
イオンモール大好きをイオニストと言うらしい。
「埼玉化する日本」は、ダサイと言われた埼玉を視点にファッションやライフスタイルのトレンドを論じた本、勿論埼玉讃歌も書かれている。
埼玉県以外の人にとって〝何もない〟、〝特徴がない〟埼玉みたいになると言われれば誰も喜ばない。
モール激戦区の磨き抜かれた、つまり、最先端とまで言わないがそこそこのものが手に入る商業施設のいいところが他の県にも広がるということだろうか。
今流行のエキナカビジネスも、その発祥の地は、これまた埼玉・大宮駅らしい。
- 埼玉県は人口も多いから本のネーミングとしてはGood Job、出版元は赤字にならずに済む。
初めてSkitchを使って上記のように写真の文字入れをやってみた。
SkitchをDL、登録を省いたままで直感的に使えてとても便利。
写真はイオンのHPにあったもの。

スクリーンショットや写真、絵、地図に、図形、文字、イラストを簡単に描き加えられる。
skitchという英語はない、たぶんsketchをもじったのだろう。
- 埼玉化する日本 (イースト新書)/イースト・プレス
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