日本酒ではなく焼酎の獺祭(だっさい)と百年の孤独の詰め合わせをアマゾンで買った、9580円。
この新旧の人気の酒は、共に地方の小さな酒蔵で作られた逸品、ブレークするまでのエピソードも満載。
獺祭は、山口県の吟醸酒、焼酎もあるとは知らなかった、
獺(かわうそ)は、取った魚を並べる習性があり、その姿が祭りをしているように見えることから獺祭、そこから転じて詩や文を作るときに参考書を広げるという意味の熟語になった。
杜氏による酒造りを廃して原料は山田錦のみ、造りは純米大吟醸だけ、海外にも販路を拡大している。
山口出身の安倍首相、ユニクロの柳井会長、エヴァ
ンゲリオンの庵野監督の三人が広告塔になったこと
から人気になったと言われている。
百年の孤独は、宮崎県の麦焼酎、
父親から後を継がんでもいい、どうせ儲からないからと言われていた。
文学青年の後継が、ガルシア・マルケスの「百年の孤独」を新酒の名前にした。
マルケスはノーベル文学賞受賞者、本人に直接電話して名前を使うことの許可を得て、
後に南米までマルケスに会いに行っている。
「百年の孤独」は元々生産本数が少ない、
皇太子時代の現天皇が愛飲していたことが知られるや一時2万円ぐらいになった。
宮崎は天孫降臨の地でもある。
瓶のラベルには、ジャズミュージシャン・エリック・ドルフィーの有名な言葉が書かれている。
When you hear music,after it's over, it's gone in the air.
You can never capture it again.
![]() | 百年の孤独 (新潮・現代世界の文学) 18,244円 Amazon |